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折れて曲がって飛び越えたもの![]() ![]() ![]() ![]() |
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すぐれて良きものはどんなものなのかと考えたらいろんな定義はあるだろう。しかし神の道から見れば、折れて曲がって飛び越えたものがすぐれてよきものなのだ。その足跡が素晴らしい人や国が、神様に愛されているのである。 ユダヤ人も、あの迫害の歴史の中で折れて曲がって飛び越えてきた。かっては、アメリカの都市であってもスラム街でも、黒人とユダヤ人は大変に虐げられてきた。 ところが、ユダヤ人は同じようなスラム街に育っても、そこからピアニストが出たり、学者が出たり、芸術家が出たりする。ユダヤ人の貧しいグループの中からでも出てくる。アメリカの今の政治経済を見ても、ユダヤ人の影響力はすごく大きい。 それはなぜかと言えば、ユダヤ人はバイブルを繰り返し繰り返し読んで、私たちのご先祖はこのように折れて曲がって飛び越えてきたんだ、と精神に叩き込んでいるからだ。 モーゼの時にはエジプトからも出ていったし、こんな迫害の中でも乗り越えてきたのが私たちユダヤ民族なんですよ、ご先祖さんなんですよ、と小さい頃から聞かされているから、「ようし、頑張ろう」という気概が湧いてくる。折れて曲がって飛び越えてきたご先祖さんのことを知っているから、 「ユダヤ人だと白い目で見られても、迫害を受けても、ご先祖さんだって乗り越えてきたのだ。民族に誇りを持ってがんばろう!」 と考える。そうやって頑張るから、同じような貧しい中にいるユダヤ人グループと、黒人その他のグループとでは差が出てくる。ユダヤ民族の貧しいグループのところからは、大学教授になったり、芸術家になったり、商売人になったりと、いろいろ優秀な人が次々に出てくる。 なぜなのか。血統が優秀なのか。そうかもしれないが、それだけではない。ご先祖様の偉大さという歴史を認識していて、その折れて曲がって飛び越えてきた歴史と先祖に誇りを持って、自分もそれに恥じないように頑張らなければと、子供の頃から思い込んでいるから乗り越えているのである。 ところがアメリカの黒人の場合、ご先祖様と言ったら、白人によって奴隷にされたという歴史が大きい。だから過去をあまり思い出したくない。その歴史の厚みというのは私たちが考える以上に大きいのだ。 ユダヤ人も黒人も、その潜在能力には違いがないはずなのだが、子供の頃から自分たちの先祖について親から徹底的に教え込まれた人たちと、なるべく民族の歴史には触れたくないという人たち、その小さい頃の教育の差が成長とともに大きく広がっていくとしか考えられないのだ。 黒人の間でも、アレックス・ヘイリーの『ルーツ』以来、自分たちの先祖の受けた迫害の歴史を正面から見つめて、超えていこうという努力が進んできた。しかしユダヤ人はそういうことを1500年やってきたのだ。だから、今のところ両者の位置はかなり開きがある。 折れて曲がってだめになったのではなくて、折れたり曲がったりしながらパーンと飛び越えてきたものというのが、やっぱりすぐれて良きものなのである。折れたこともないし、曲がったこともないし、飛び越えたこともないものはすぐれたものとは言えないということだ。 折れて曲がって飛び越えて、すぐれて良きものとなり、また折れて曲がって飛び越えて、すぐれて良きものになっていく。だから折れてしまったことを悔やまないで、折れたら今度は曲がるんだぞと、曲がったら今度は飛び越えるんだと思えばいいのだ。 今までもそうだったし、これから先、皆さんの人生にも日本の国にもいろんなことがあるだろう。しかし、すぐれて良きものとは何だろう。すぐれて良きものになっていくとはどういうことだろうと考えると、結局折れて曲がって飛び越えていく他はない。 すぐれて良きものと言われるようになるには、みんなこういう折れて曲がって飛び越えた足跡の積み重ねという歴史を辿るのだ。そういう足跡を歩ませるのが神様の真の愛なのである。 『悪霊退散』 深見東州 2000年 たちばな出版 ●カウンセリングとコーチング ●ビジネス・コーチング入門 ●社会人のためのカウンセリング ●ライフワーク・コーチングの奨め 主要メニュー コーチングを受けて見ませんか コーチングとは コーチとは コーチングの例(パーソナル) コーチングの例(ビジネス) 体験コーチングの進めかた 体験コーチングの申し込み |
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2003 Yoshiaki Sugimoto |