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孤独感を克服するには

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我々は生活を他の人たちと分かち持つのでなければ、人生は大して意味を持たなくなるのである。それゆえ我々がちょうど適当な人々と知り合いになり、彼らと知己になって悪いという理由は全くないのである。その場合我々は彼らにしがみつく必要はなく、彼らの方も我々にしがみつく必要はなく、我々は適当な人間関係をそこに見出すことができるのである。

これほど人が大勢いる世の中にいて、孤独に悩んでいる人たちが非常に多いということは驚くほかはないのである。多くの孤独の人たちはやたらに友情の押し売りをしたがるか、あるいは新しい友情関係を結んだ場合に、付き合いの下手な人たちであるのである。友を自分の身辺に引き寄せ彼らと友だち付き合いを続けるのに一番よい方法は、友情を示すと同時に自立心を持つということである。友情深く自己信頼の厚い人は魅力的である。あなたは人の友となることを喜べ、しかし何がなんでも友だちになって欲しいというような様子で、人の重荷になってはならぬのである。

ここに孤独の人たちの心得を記すことにする --- 人生を敵視しないで、真の味方であると見て、自分が出会う人たち皆に接するようにすることである。このように自覚を変えると、あなたはある個人個人に対する執着の気持ちがなくなって、多くの新しい、素晴らしい人たちとあらゆる機会に会うことになるのである。

若い女性が適当な交際を求める場合は、相応しい相手に会えそうな場所を選んでそこに頻繁に通うことである。若い女性は身だしなみをよくし、魅力を保ち、心は落ち着いていて、しかもよく注意力を働かせ、物事に興味を持つと同時に人に興味を起こさせるように心がけねばならぬのである。もしあなたが孤独の女性で誰かと交際してみたいと欲しているならば、あなたは友人を得るに相応しいことをしているであろうか。あなたは相応しい人たちと交際して時間を過ごすようにしているであろうか。私の知っている若い女性の中には結婚を欲していながら、ことさらに既婚の男性とか、異教徒の女性との結婚を禁止している宗教を信じている男性を選んで、いつまでも飽きずに彼らと交際している人たちがいる。女性にみるこうした態度は、表面では男性を欲していながら、潜在意識では結婚を拒絶していることを示すのである。

男女関係については今なお無知と迷信が根強く残っているのである。 --- すなわち立派な成人男女が交際関係については子供みたいに内気でいる例があまりにもたくさんあるのである。

女性が男性に心を寄せるのは、男性が女性に引かれるのと同様である。それゆえ、女性はひとりアパートに閉じこもっていて、男から電話がかかって来るのを待つばかりで、誘うのは男の人の役目だ、などと考える必要は毛頭ないと私は思う。女性から男性に電話をかけてはいけないという理由が特にあるだろうか。時には女性がイニシアティブをとってもよいのではないだろうか。いまは女性尊重の時代であるから、世の多くの男性は受身の側に立っていて、女性の側から積極的に働きかけられるほうが、かえって心安く感ずるのである。

女性は男性になり得ないが、全人としての女性になりうるのであり、そのほうがはるかによいのである。さらに私が気付いたことは、神と真理をあまりにも強烈に求めるあまり、ことごとに自分の信仰を持ち出して鼻につくほどの女性の多くは、適当な伴侶を得て、その男性と正常なる結婚生活をすることに熱意を集中したほうがはるかに幸福であろうと思うのである。

あなたが人との親密な交際を保とうとするならば、孤独の人たちを寄せ集めるために設けられたクラブや団体には絶対に加わらぬことである。こんなところで会える人はみんな孤独で寂しい人たちだけなのであって、そこにいては事態は相当絶望的になってしまうのである。孤独の牢獄から脱出するためには、あなたは孤独でない人たちと交際を始めねばならぬのである。人生に満足し、それぞれ所を得ている人たちと交われば、そうした豊かな精神的雰囲気の中であなたは導かれることになるのである。

『心の力の秘密』 ユージン・ロイ・デービス 1964年 伊藤正・谷口雅春共訳

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 2003 Yoshiaki Sugimoto