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これがいいOLだ

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OLは現代の日本では花形である。いいOLと悪いOLの差がその会社の運を分ける、とまで断言できる。

ひと昔前から、女性の社会進出などと言われ出した。まだ女子大生亡国論などと言う人もいたころだ。冗談ではない。今では、優秀な学生の圧倒的多数が女性であることは、大学だけでなく、小中高どこでも共通だ。当然、会社の中でOLの位置は高まる。OLにはお茶くみだけさせておけばいいなどと考えている会社には、未来はない。

まず最初に、いいOLのスタンダード・モデルとして、フォスターのメイドさんだった黒人女性を紹介する。フォスターというのは、アメリカの作曲家だ。『草競馬』とか、『オールドブラックジョー』とか、小学校で教わるような親しみやすい名曲を数多く作った人だ。19世紀の人だからそのころにOLがいたわけではないが、このフォスターのメイドさんこそ、現代日本のOLの鑑ともいえる人だった。フォスターが名曲を何十、何百曲と書けたのはなぜか。それは、このメイドさんがいたからである。

フォスターは今でこそ世界に知られた大作曲家だが、最初から有名だったわけではない。才能があったから曲を作れたのだが、自信がないからいつもまずメイドさんに聞かせてみた。

そうしたらこのメイドさんは、「旦那様、こんなすばらしい曲は、世界の歴史の中でも他にないと思いますわ。なんて美しい曲なんでしょう!」とほめた。

「そうかなあ。じゃ、これは?」とフォスターが別の曲を聞かせると、

「まあ、さっきのよりもっといいわ。私、毎日でも歌っていたいくらいです。」

乗りやすいフォスターは、気を良くしてドンドン作曲してメイドさんに聞かせる。メイドさんはいよいよほめまくってやる気にさせる。こうしてフォスターは名曲をつくりまくり、ついにアメリカ人みんなに愛唱される大作曲家になってしまった。つまりフォスターの名曲が生まれた背景には、このメイドさんのほめまくりがあったのである。

現代のOLに求められている要素とは、まさにこれである。

会社で、何かプロジェクトがあったとする。課長がプロジェクト案をみんなに提示して意見を求める。

「この販売計画が今回出されたんだが、どうかな。うまくいきそうかね」

と言われたとき、

「素晴らしいじゃないですか。細かいことなんかどうでもいいわ。画期的だと思います!」

「君もそう思うだろう。よし、みんなで成功させよう!」

これがいいOLだ。部署全体にやる気を起こさせる働きをする。悪いOLは反対である。

「えー!このプロジェクト、私もやるんですかあ?そんなの失敗するに決まってるシー、私は残業なんてしないシー、有休取ってパリ、ローマ2週間の旅に行くシー、それ課長がひとりでやってくださいヨー。やれって言うんならやりますけど、仕事が増えるのっていやだなあ」

こういうOLがいると、他の人にやる気があっても足を引っぱることになる。悪いOLである。女性は男性と違って、感性に訴える波動、つまり「気」を出す。だから「なんて素晴らしいんでしょう」という気を持つ女性がいると、その波動を受けて男性も、「やるぞー!」という気持ちになってきて、次々と発想が出る。「なんかやれそうだ!」という自信が出てきて、仕事が開花するのである。

オフィスで鬱々として、嫌そうな顔で仕事をしている人がいると、他の人もそのマイナスの波動のエネルギーを受ける。すると会社や職場全体がそういう気を受けて、嫌な思いが起こってくる。「失敗したらどうしよう」とか、「嫌がられたくない」とか、発想がマイナスへマイナスへ行ってしまうのである。「やっぱり駄目かなあ」と自信がなくなる、消極的になる、やる気が出てこなくなる、見通しが悪くなっていく。

暗い気を発するOLがいると、とくに男性は単細胞だから、女性の気を強く受ける。
「何て言われても課長、私は嫌なものは嫌なんだからあ」と言われたら、もの凄いマイナスのパワーがきて、課長がヘナヘナヘナヘナ。もう仕事をやる気がなくなってしまって、「パチンコ行こうかなあ」となってしまう。

反対にプラスのOLだと、そのOLがいるだけで次々と仕事がうまくいって発展する。男性がその気になって、自信を持ってなんでもできる。そして成功するのだ。

だから、明るく前向きで発展的なものの考え方をするだけではなくて、リズミカルによくうなずいてくれて、その気にさせてくれるOLが、職場全体から見た一番いいOLだ。少しくらい学歴がなくて、少しくらい顔がどうでも、体型が少しくらい横に広がっていても、OLとしては良い。

頭が良くて美人でも、なぜかやる気をなくするようなことしか言わないOLがいると全部駄目になる。特に秘書という仕事は、社長なら社長の意をくんで動かなければならない。その働きぶりは、会社の運気を左右することにもなる。社長や専務のやる気をそいでしまったら、会社全体が傾いてしまうからだ。

明るい人を入れると、カラリと空気が変わって、体が軽い、気持ちも軽い、発想も豊かになる。その人がたった一人いるだけで、空気が変わってしまう。私の場合、特に気に敏感な人間だからこたえるが、鈍感な人にもやはりこたえるものだ。

若い女性は小さいときからチヤホヤされて、わがままで気が変わりやすい人が多かったりする。私はいろいろな会社を見ているが、そういうOLを結構見かける。本人は上司に気を使っているつもりだろうが、上司の方が実はそのOLに気を使って、はれものにさわるようにしているケースも多い。いいOLの条件として、情緒が安定しているということがある。これは非常に大事だ。情緒が不安定な女性が多いからだ。

情緒が不安定な女性は、OLに向かない。向かなくてもOLを強引にやっていらっしゃるわけだ。しかし経営者の側、男性の側からみたら、情緒が安定していることはよいOLの絶対条件だ。安定しているといっても、ブスーッと不機嫌な状態に情緒が安定している場合は困る。

やはり、明るく発展的で物事をいい方に考えていく。そして音楽的に会話に共鳴してくれて、「いいですね、いいですね、やりましょうよー」というふうに受け応えができる人がいい。少しくらい伝票を間違えようと、きちんと明るく電話の応対ができるOLが絶対によい。それは会社にとって福の神のような存在だ。

『超一流のサラリーマン・OLになれる本』 深見東州 2001年 たちばな出版

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 2003 Yoshiaki Sugimoto