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一流選手はミスをしても気にしない

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人は、神意の受け取り方が上手になってくると、人からのちょっとした言葉や何かのヒントで、パッと天の教えや警告を理解できるようになる。あるいは、病気やケガ、何かのトラブルに会うことで、「ハッ」と自分の間違いに気付いたり、「これは神様からのブレーキではないか」と気付いたりできるようになる。

しかし一方で、何事かが起こった時に、「アッ、これは自分のどういうところが間違っていたのだろうか」とか、「これは何の因縁が出ているんだろうか」とか、「どういう戒めなのだろうか」、「原因は何だろうか」、とあまり考え過ぎないことも大切なことである。

なぜならば、それをあまり掘り下げて考え過ぎていると、その渦中に入ってしまうからである。災いとか、過ちとか、問題点というものは、考えることも必要だが、最小限度にとどめてあまり気にしないことだ。つまり、天意を受け取ることと、物事にとらわれることとは、まったく別物だからである。

一流選手は、ミスをした場合でも心の切り替えが早い。「そんなこともあるさ」と軽く流すことができるのに対して、二流以下の選手はミスを心理的に引きずってしまう。これが名人と凡人の差である。

囲碁の名人でさえ、よく打ちミスをするという。普通なら「しまった!」と思って動揺し、ミスを連続してしまうが、名人の場合は「しょうがない」と、失敗した思いを切り捨てて、何事もないように次の一手を指す。これで「しめた!」と思っていた対局者が、逆に疑惑・不安に駆られてミスを犯す。囲碁や将棋などの勝負の世界には、こういうことが多いという。

だから、悩みや災い、ミス、思い違いなどが起きた時には、一応それに対しての反省はしなければならないが、それ以上深く掘り下げて「ああだ、こうだ」と考えすぎたり、思い悩んだりしないことが大切である。

「時にはそんなこともあるさ」とか「折悪く、たまたまそうなっただけだ」と思いを切り捨てる。それで、また明日から明るく元気に積極的に生きていけばいい。それによって、災いや過ち、失敗からのダメージを最小限に抑えることができるわけだ。

災い・過ち・失敗・思い違いなどが全くない人はいない。大事なのは、起こった時にどう対処するかだ。これが、あるところまで現象をみて天意を汲み取れ始めてきた人の、陥りやすいポイントなのである。反省と切り捨て、この二つが基本スタンスである。それによって、神様のお知らせを、いい具合にぱっとキャッチできるコツが掴めるのである。

そのように、天の意と現象を意識して、しかし意識し過ぎないでいくのが一番正しい方法。また、そうでなければ、人間が消極的になり、器が小さくなってしまうのだ。つまり、少しでも危ないと思うことはしないから失敗はないが、そのかわり大きなこともたいしたこともできない小さな人間に成り下がってしまうからである。

やはり、どんどんチャレンジして経験を積むことの方が、百倍も大切なことである。失敗しても何があっても、なお前向きに立ち向かって行く人間の方が神意に叶う。それがやがて人生の達人になれる生き方なのである。

『解決策』 深見東州 1996年 たちばな出版

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 2003 Yoshiaki Sugimoto