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「学問」「芸術」「信仰心」

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才能とはいったいどこからやってくるのであろうか。たいていは、すでに生れ落ちたときから、才能の芽は身に備わっているものであり、才能がなければ、いくら本人が好きな分野にあって努力したとしても、現世においては、さほどの実績を残せないのが常である。たいてい男の子は小さい頃、将来は野球選手になりたい!と思っているが、せいぜい中学校のクラブどまり。プロになれるのは、ほんの一握りである。

野球はまだわかりやすいが、どうみてもその分野の才能がないのに、一生懸命努力している人を時々見かける。本人には大変失礼だが、もっと別の、才能に合った方面で力を発揮されればよいのに、などと思ってしまう。「そういうことをいったら、努力する甲斐がないではないか」とお叱りを受けそうであるが、さにあらず。もう少し、私の話を聞いてほしい。

神霊界から見ると、才能とはその人物の前世の勉強や特技、あるいは努力といったものに大きく影響されている。前世とは文字通り、その人物が生まれる前の人生であるが、前世と現世の人物が同一かといえば、そんなことはない。前世の自分の要素が残っているのだ。前世の魂は現世の人物の脳の奥底、一般にいわれるところの潜在意識の中に住んでいるのである。

人は前世と共通する職業につき易いというのは、決して偶然ではない。というのは、前世の意識が、本人に「なんとなく、こういうことがやりたいなあ」と思わせるのである。この「なんとなく」あたりが、実は前世の意識なのである。理論や理屈では割り切れない部分、ここが大切なのだ。

だから、あなた自身がなんとなく気が向く、興味が湧く、好きになる、勉強もしないのに結構成績のあがる科目があるというのは、前世にその分野で一生懸命努力して、才能を伸ばそうとしていたのだと考えられる。だから、現世もその分野に全力投球すれば、前世でやり遂げられなかった、偉大な実績を残すことができるかもしれないのである。

つまり、才能の完成をマラソンレースにたとえるなら、すでに前世で20キロぐらいを走り終え、あなた自身は残りの22キロを完走すればよい、というわけである。

これを逆に考えれば、来世のため今、預金(才能)を残しておくことも可能である。現世の努力が来世、あるいは霊界で活かせるものは3つある。

●学問
●芸術
●信仰心

である。学問とは探究心であり、理解度であり、咀嚼力であり、努力する姿勢である。世にいわれる、「生まれながらにして頭のよい子」は、前世、かなりの勉強家であったと考えてよい。

次の芸術とは、俗に「センスがいい」ということになる。音感がいい、色彩感覚が鋭い、鑑賞眼がある、自然を限りなく美しいと感じる、などである。

最後の信仰心とは、仏様やお地蔵さんを見ると、思わず手を合わせてしまうといった意識である。また、心がとても素直で、ストレートに神仏を感じられることも、やはり前世の信仰心のおかげだといえる。

以上の3つの要素は、きわめて感覚的な世界である。この感覚的な世界は、すなわち御魂の世界なのである。ここで会得したものは永遠であり、霊界にも、来世にも持っていける、無形の宝物であるといえるのだ。それだけに、なかなか結果や実績としてあらわれにくく、一概に努力といっても、1週間汗水たらして労働したら賃金はいくら、というわけにはいかない。自分の感覚を研ぎすませながら、少しずつ世に通用するべく努力を積み重ねていかなければならないのである。

しかし、この3つを高めていくことは人生におけるところの「徳分」を積むことにもなる。むしろ、天国に宝を積むという視点からすれば、徳分はどんな黄金よりも価値があるといえよう。はっきりいって、徳分は金運に勝るのである。が、見方を変えれば、徳分を積みさえすれば、金運はあとから自動的についてくるものだ、ともいえるのである。

徳を積むとは、自分を含めた世の中というものに、口と心と行いで益することを為すことである。だから、自分の心や体や感覚を豊かにすることも徳積みの一つであり、また始まりなのである。そうなれば当然、霊層もアップして、守護霊の働きもより一層強いものとなる。

また、死んで霊界に入ったのちも、相変わらず徳分を積むための修行は続く。要は生き死にに関係なく、いつでも、どこでも、どんな時でも、徳分は積み続けなかればならないのである。「嫌だな、面倒だな」と思っても、これが永続的に幸運と出会い続けるための神霊界の法則なのだからしかたがない。幸せのために、為し続けよう。

与えられた仕事を嫌々やっていたのでは、いつまでたっても仕事を覚えないし、出世もしない。人間的な成長も望めないし、当然、金運もやってこない。

才能を伸ばし、金運に結びつけるための日常の心得は、先に述べた3つの徳分を積む覚悟でいることだ。仕事上で学ぶべきものは、すべて学問を磨くための糧とし、上司や同僚とうまくやっていこうとする心は、すなわち信仰心の糧であり、センスを高めていくのは、芸術の糧、という具合に考えるとよい。

家事でも同じように、3つの要素に分けるようにする。料理を作るのは、芸術のひとつ、夫や姑の小言を聞くのは信仰心の訓練のひとつ、家計をやりくりするのは学問のひとつ --- こう考えれば、人生はすべて、徳分を積むためにあるようなものではないだろうか。

常日頃から、こんな発想でいると、人生は楽しくてしようがなくなる。また試練も進んで受けることができるようになり、物事をウジウジと後ろ向きに考えなくなる。この態度は、実は守護霊が最も喜ぶところであり、金運はおろか、家庭運や健康運など、なんでもよき運を強力に引き寄せるようになる人生観なのである。さらに、すべてを積極的に行うようになるため、自らの内面に潜んでいた思わぬ才能が芽吹くこともあるのだ。

善事を始めるに遅い、ということはない。今から、さっそく、自分の内にある徳分を高めようではないか。絶えず学ぶ姿勢を崩さず、この世の学問はもちろん、深く神霊界の真理にも目覚めるようにしたい。そして、芸術を愛して美しいものを心の底から求めるようにして、さらに辛い立場にあっても、苦労と思わず、これで信仰心が養われると感謝することである。

こうすれば、自分自身の人生で徳を積むことになり、かつ、霊界へも徳を積んでいることになる。さらに、守護霊をも喜ばせ、運を向上させ、多くの人々も善の感化力のおかげで幸せになれる、という具合に、完全なる「善の循環パターン」に入っていくのである。

『大金運』 深見東州 1998年 たちばな出版

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 2003 Yoshiaki Sugimoto