玄関へ
大塩の乱関係史料集目次
三田村鳶魚校訂 『未刊随筆百種 第6』米山堂 1927 収録
◇禁転載◇
一 八九月比ます\/米のあたひ貴くなり、江戸は百文に白米九合にかゆる、大坂はまた是ほとにはなく六七合にかゆるとぞ、九月廿七日といふにニツ井戸ときこゆる所ニ米屋四五軒を打こはしける、是は麦の中に水を入て売りしを咎たる老人ありけるを、米屋かへつて是をのヽしうけるをきヽて米屋を憎み、かく近所迄もこぼちけるとぞ、廿八日に及びて又此辺り近き所にも打こはしの沙汰有とぞ、