Я[大塩の乱 資料館]Я
2008.12.6

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大塩の乱関係史料集目次


『実録彙編 初輯』

その54

高野真遜編

忠愛社 1886 所収


◇禁転載◇

見出しは内容から、管理人がつけたものです。
本文には、適宜読点を入れています。


大塩平八郎大坂ニ於テ暴動ノ始末
科書 竹上万太郎

                大坂御弓奉行
                 組同心
                   竹上万太郎
                    戌五拾歳

此もの儀、大坂町奉行東組与力大塩格之助養父大塩平八郎、逆意を企候とは不心附候とも、違作之年ネ諸民難渋およひ候ニ付、救民計義と唱、奉行を討取、大坂 御城を始、諸役所并市中をも焼払、冨家の貯金等窮民江分遣候由を以、右企一味之儀申勧候節、民を救候ため仕成候儀は、不筋之儀にも有之間敷存、同意之上、盟文江血判いたし、其上御政道を批判、又は無此上恐多文言等認有之檄文をも一覧およひ、中には徹心之儀も有之候迚、弥右企発起之手続申合、当朝に至り所持之銕炮持参、平八郎宅江相越候処、内変出来、狼狽候様子見受、事成就無覚束存、徒党を可遁と偽、其場を迯去候儀とも、不恐 公議仕方、右始末重々不届至極ニ付、外廻之上磔に行ふもの也、


『浪華姦賊罪案』 その11
「浮世の有様 巻之八」 大塩一件落著 その4


「実録彙編 初輯(抄)」目次/その53/その55

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