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大塩の乱関係論文集目次

　　　　　　　　　　　　　　　同組与力
　　　　　　　　　　　　　　　　　大西与五郎

　此者儀、甥大塩平八郎、兼而不容易企いたし候儀は、不存候共、
　同人養子大塩挌之助罷越、両組之内奸智之者共及増長、御為筋
　不宣候間、征伐可致積に付、此者存念承及度由、平八郎口上之
　趣、挌之助申聞候節、不同意之段及挨拶猶同人へも申喩、平八
　郎へ及意見候程之儀に候上は、其後之様子、得と可相糺処等閑
　に打過、殊に同人大筒等打払、放火及乱妨候次第承候はゝ、近
　親之儀、殊に頭跡部山城守より取鎮の儀差図請候上は、自命抛、
　制方も可有之処、病中とは乍申、大筒之音相響、火勢盛に相成、
　平八郎方へ難近寄、素より同人は異見等可取用生質に無之、無
　詮義と存候迚、養子善之進而已差遣、其身は不相越、其上右騒
　動は兼て挌之助より承及企と心得候得共、法外之所業に付、親
　族之罪過難遁、其場に罷在、差留方不行届に而は不相済義と心
　付、善之進介抱受、一且摂州西宮迄立退候上、心得違之段相弁、
　途中不被見咎様為可致、帯居候刀海中へ投捨、帰坂致候段、御
　扶持被下候身分に有間敷仕形、右始末不届に付、遠島、