Я[大塩の乱 資料館]Я
2011.8.26

玄関へ

大塩の乱関係論文集目次


『警世矯俗 大塩平八郎伝』
その79

河村与一郎(貞山)

赤志忠雅堂 1888


◇禁転載◇

              大坂御定番                遠藤但馬守組与力                    坂本鉉之助  去酉年、大坂町奉行跡部山城守組与力、大塩挌之助養父大塩平  八郎頭取徒党之者共、其地市中放火及乱妨候節、山城守馬前に  進み、鉄砲打立、同勢を抽賊徒の内へ附入、大筒取扱候者を矢  庭に討取候に付、忽散乱及候段、抜羣之働に候、依之其地御鉄  砲方被 仰付、席之儀は  御目見以上之末席与可相心得候、且又別段為御褒美銀百枚被下、  并町奉行所に取上置候平八郎所持之大筒一挺被下之、   但御宛行は取来通被下之、                同人組与力                    本多為助  同断之節、跡部山城守先手に進み、坂本鉉之助申合、賊徒とも  間近く附入、鉄砲打払、身命を不惜相働候に付 御譜代被 仰  付、勤向は是迄之通可相心得候、且又別段為御褒美金五十両被  下之、   但御宛行は取来通被 下之、    右之通可申渡旨、老中より井上河内守 大阪城代 へ以飛脚    書状申遣、


『浪華姦賊罪案』その5
『巷街賛説』(抄)その48


『警世矯俗 大塩平八郎伝』目次/その78/その80

大塩の乱関係論文集目次

玄関へ