| 坂騒落着 (7) |
橋本町一丁目市五郎店
願ン人
冷 月
其方儀、於大坂表不容易企いたす大塩平八郎に致一味、市中放火及乱妨候後、姿を替逃去て、河州弓削村七右衛門事理三郎*1とは不存とも、同人剛善*2と名乗、勢州垣鼻村海会寺所化剛嶽同道、尾州出生旅僧之由申偽罷越候節、其以前平八郎其外徒党の者ども、人相書を以御尋触渡も有之上は、別て身元も可相糺処、右両人任申、数日止宿致させ、其上理三郎致死去に付、立置方之儀、剛嶽相頼迚、弟子之趣に申成、菩提寺へ葬遣す始末、不埒に付、押込申附之、