| 坂騒落着 (24) |
同人組与力
本多為助
右同断之節、山城守先手に進、坂本鉉之助と申合、賊徒共間近く附入、鉄炮打立、身命を不惜相働候に付、御譜代被
仰付、勤向は是迄之通可相心得候、且又別段御褒美として、金五十両被下之、
但、御宛行は取来通被下之、
与力*1
山崎弥四郎
粕屋助蔵
右同断之節、坂本絃之助、本多為助一同打進み、鉄炮烈
敷打払候段、兼々鉄炮熟練いたし罷在候故の儀にも相聞候、
依之弥四郎は御譜代、助蔵は上下格被仰付、
何れも勤向の儀は是迄の通可相心得候、且又為御
褒美、弥四郎へ金三十両、助蔵へ金二十両、被下之、
但、御宛行は取来通被下之、
右之通、可申渡旨、大坂御城代井上河内守正春へ、以次飛脚書状申遣之、
同人組与力
中村源右衛門
御目見以上末席被仰付、銀百枚并大塩平八郎場所へ取捨置候鉄炮被下之、
右於評定所 ◎原本以下欠
大坂地役人
銀拾枚、時服二 尼崎又右衛門
前同断之節、町奉行より御城代御定番ヘ、火急之御用向数度往復いたし、其外彼是骨折候に付、為御褒美被下之、