Я[大塩の乱 資料館]Я
2016.1.23

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「大塩の乱関係論文集」目次


『大塩平八郎』 その1

松林白猿 講演

安藤粛太郎速記(英雄文庫 9)萩原新陽館 1901

◇禁転載◇

管理人註
  

大塩平八郎成る、彼が一生の径路是に就て見るを得べし。 趣味の津々として尽きざるば是れ彼が伝に非ずや、其の性格の急峻なるは是 れ彼が特性に非ずや、見よや、彼鴨涯の一処士は時事に感激する処あるや、 筆を揮つて満空の磊塊を血文字に託し、剣を握りてツと立てるを。 言はざるは言ふに勝ると、蓋し質なきものは形を以て飾るを云ふなり、本講 談や又此の諺に適す、故に余は敢て賛せざるべし。    十月十三日  蒸寛堂










磊塊
(らいかい)
胸の中に積み
重なった不平
 


『大塩平八郎』目次/その2
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