Я[大塩の乱 資料館]Я
2003.2.11訂正
2000.6.10

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「咬 菜 秘 記」その57

坂本鉉之助

『旧幕府 3巻8号』(旧幕府雑誌社) 1899.8 より
◇禁転載◇

適宜、句読点・改行をいれています。


〔大塩平八郎作詩〕

天保十亥年六月参府して外桜田酒井の郷(許)に旅過(遇)せしとき、庄司美濃兵衛直胤と云 秋元家の刃劔鍛冶が、自ら鍛ひし刀に彫物をしたるを持参して貞に見せたり。其時 側に居合せたるもの

美濃兵衛に尋ねたれは、同人答に と語る。

貞が支配下の同心なるに是迄一向不知して、江戸にて初て弥四郎が事を聞て、帰坂の上弥四郎へ尋るに其通りのことなり。

箇様の類に多くありて、手元にて反て不知事多かるへし。

 

平八郎作詩 唐紙半切物贈呉候て所持の所、預所望 皆他人へ遣候。

其作詩は則左の通。

  (了)


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