大塩中斎『洗心洞詩文』22

Я［大塩の乱資料館］Я
2016.10.14

「大塩の乱関係論文集」目次

『洗心洞詩文』　その２２
大塩後素遺藁　中尾捨吉編纂

船井政太郎　1879

◇禁転載◇

上巻（２２）　詩（１５）
管理人註

字句整斎先生亦偶作詩人之詩権勢家退職後
　　　　　五更出郭蛙声喧　　稲田千頃水如川、聒々蛙声欲動天、　　々々縦似雷鳴響、潭底龍蛇蟄尚眠、　　　　　聞暁鐘　　春暁家々尚掩窓、鐘声何処度前江、　　禅客将醒衆人睡、自家猶在夢中撞、　　　　　径今米村従者謂予、曰桃花盛開宜賞之、荅以此詩　　麦浪菜花夢寐間、桃花不復掛眉端、　　徐登千仭凌雲嶺、一々回首直下者　　　　　訪不窺園賞桜花　　君嫌桃李凡姿纈、手植海棠同種潔、　　不管世人知不知、十分破蕾清如＊雪、　　　　　不窺園牡丹未開　　紫自紅黄不刳胎、騒人惆悵漫衝杯、　　知君嫌奪春花艶、更過一百五日開、　　　　　重訪鷲嶺興法寺偶成　　　・・・・・・・　・・・・・・・　　十二年前茲賞春、茶湯麦飯浄無塵、　　・・・・・・・・・・・　・・・　　今日寺僧皆換尽、桜花猶向旧遊人、　　　　　隣舎花衰賦之紅紛傲吾色者宜監　　隔墻春樹雪花堆、一夜風吹色頓頽、　　不独主人下簾箔、游蜂戯蝶去無来、
国府犀東『大塩平八郎』その５２大塩中斎「詩集」 興法寺 東大阪市に現存、山号鷲尾山、役行者の開基

上巻（２２）　詩（１５）	管理人註
字句整斎先生亦偶作詩人之詩権勢家退職後	五更出郭蛙声喧　　稲田千頃水如川、聒々蛙声欲動天、　　々々縦似雷鳴響、潭底龍蛇蟄尚眠、　　　　　聞暁鐘　　春暁家々尚掩窓、鐘声何処度前江、　　禅客将醒衆人睡、自家猶在夢中撞、　　　　　径今米村従者謂予、曰桃花盛開宜賞之、荅以此詩　　麦浪菜花夢寐間、桃花不復掛眉端、　　徐登千仭凌雲嶺、一々回首直下者　　　　　訪不窺園賞桜花　　君嫌桃李凡姿纈、手植海棠同種潔、　　不管世人知不知、十分破蕾清如＊雪、　　　　　不窺園牡丹未開　　紫自紅黄不刳胎、騒人惆悵漫衝杯、　　知君嫌奪春花艶、更過一百五日開、　　　　　重訪鷲嶺興法寺偶成　　　・・・・・・・　・・・・・・・　　十二年前茲賞春、茶湯麦飯浄無塵、　　・・・・・・・・・・・　・・・　　今日寺僧皆換尽、桜花猶向旧遊人、　　　　　隣舎花衰賦之紅紛傲吾色者宜監　　隔墻春樹雪花堆、一夜風吹色頓頽、　　不独主人下簾箔、游蜂戯蝶去無来、	国府犀東『大塩平八郎』その５２大塩中斎「詩集」興法寺東大阪市に現存、山号鷲尾山、役行者の開基

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『洗心洞詩文』 その２２ 大塩後素遺藁 中尾捨吉編纂

船井政太郎 1879

上巻（２２） 詩（１５）

『洗心洞詩文』　その２２
大塩後素遺藁　中尾捨吉編纂

船井政太郎　1879

上巻（２２）　詩（１５）