| 下巻 国事及安寧第二 |
大阪御代官根本善左衛門風聞取御勘定奉行へ被差越候書付の写(続)
一 右両人の忰共、注進の趣伊賀守家老を以山城守へ申聴、助次郎注連符合致難捨置、泊り当番与力人当も不安心に存相尋候処、小泉淵次郎、瀬田済之助の趣にて、然る上は御役宅内異変の儀も難計、先両人を搦捕候積手配致し、十九日暁七つ時頃淵次郎を御用談の間へ呼出し(奉行へ応対の時は次の間に退剣仕候)次に扣候近習のもの脇指取隠し候を見候様子にて、淵次郎儀庭へ飛下、済之助罷在候詰所の方へ可参様子に付、山城守家来共後より討果し、右物音にて済之助儀塀を越、逃去候由に御座候、
一 伊賀守儀も山城守方へ同様相談有之、組与力同心惣呼出し上手配申付、御城代、御定番へ防人数措用の儀頼み有之候由御座候、