Я[大塩の乱 資料館]Я
2003.9.6

玄関へ

大塩の乱関係史料集目次
大塩の乱関係論文集目次


『洗心洞箚記』 (抄)

その29

山田 準訳註

岩波書店 1940 より



◇禁転載◇

附録抄

 中斎大塩君過訪せられ、其の七月十七日富嶽に登るを話すを聞く
         平松正愨、

宵行(せうかう)経尽す老松の林、
巌際登登尽く峻岑(しやんしん)
日色竊に生ず滄海の底、
月輪高く掛る太虚の心、
宝剣を帯び将つて山霊泣き、新書を蔵(おさ)め了つて石室深し、
古を懐うて長吟天下を小とす、
寥寥何ぞ歎ぜん知音少きを。

 平松氏は津藩の臣、俗名は健之助。

   【原文(漢文)略】


『洗心洞箚記』目次/その28/その30

大塩の乱関係史料集目次
大塩の乱関係論文集目次

玄関へ