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プロ・コーチになるには
(本格的に学ぶには)
■ 資格は

コーチ業を始めるにあたって、普通はまず「資格取得」を考えると思います。コーチの資格は特定の教育商品を受講すると、取得できます。国家試験は存在せず、民間資格のみです。教育商品としては、コーチ21のコースとCTIジャパンのコースが知られています。
 
コーチ資格で最もポピュラーなのが(財)生涯学習開発財団認定コーチです(以下省略して「認定コーチ」と表記)。認定コーチの上には、プロフェッショナル・コーチやマスター・コーチといった上級資格もありますが、当面は認定コーチで十分だと思います。一応の訓練をこなしてきた証拠でもあります。

認定コーチ資格を取得するためには、コーチ21のコーチ・トレーニング・プログラム(CTP)に参加する必要があります。費用は577,500円(本体価格55万円、05年末現在)とのことです。CTPは電話会議方式で、自宅でできます。電話会議の限界はありますが、コーチングはもともと電話で行うものですから、理にはかなっています。合計38単位ありますが、月2単位しか取ることができません。最短で1年7ヶ月で修了できます。

認定コーチの受験資格としてはCTP8単位と別途で5名を3ヶ月コーチングした実績が必要です。認定コーチ試験は年2回あり、レポート方式です。通常1年以内で取れます。レポート提出で取れる資格ということもあって、05年末で取得者も1400名を超えたそうです。認定コーチ資格は更新も必要で、もちろん都度お金がかかります。

CTIジャパンの発行する資格もあります。取得するためにはCTIジャパンの全コースを修了しなければなりません。CTIジャパンのプログラムは集合セミナーです。CTIは高く評価する人が多いですが、開催場所・日時・参加人数が限定されており、地方在住では相当受講しにくい難点があります。
 
基礎コース 8万円
応用コース 10.5万円
資格コース コース受講費48万円(税込み) 試験受験費:4万円(税込み)
(以上05年末現在)
 
この3つのコースを順次修了しないと、CTIの実施する口頭・筆記試験の受験資格が得られません。合格するとCTIの発行する認定資格CPCC (Certified Professional Co-ACTIve Coach) が取得できます。
 
今のところ資格らしい資格は以上の2つです。他にもいろいろな団体があり、それぞれ資格を発行していますが、そういったマイナーな資格を目標にするほどのことはないと考えます。                                
コーチング:説明
■ コーチをつけて実習する

コーチングを受ける方からすれば、どんな資格を持っているかとか、どこで訓練を受けたか、はあまり関係ないのです。要はコーチがクライアントにソリューションを導き出せるかどうかです。資格があっても、下手なコーチや波長の合わないコーチはいくらでもいます。

資格を取るために規定どおり実習するとか、お金を払ったから元を取る!とか、学習の枠組みと動機を設定するのが資格の意義です。取得した資格は名刺に刷り込めるので、人前で肩身が狭くない、という程度のことはあると思います。

しかしこの意味では、しかるべき肩書きがあれば、資格などなくても何とでもなります。たとえば税理士や経営コンサルタントの場合、コーチングがもともと仕事の一部ですから、仕事の延長でクライアントの間口を広げていけばいいわけです。その意味では、コーチの資格がなくても実際上問題ないと思います。

強調したいのは、資格があってもコーチとしての成功は全く約束されていない、ということです。逆に実力があり、実績があれば、資格が問題にされることはありません。コーチには、医者や弁護士のような公的な資格が必要ないわけですから。

訓練ですが、自動車教習と同じで、実技をこなさなくては話になりません。本を読んだり、クラスに出たりだけではダメです。最悪のパターンが教育商品を受講するだけで、コーチをつけるでもなく、実習相手を見つけるでもなく、時間が過ぎてゆくケースです。こういう人に限って、資格を取れば何とかなる、と思い込んでる向きが多いようです。

まずコーチを雇いましょう。コーチングは受ける側を経験してはじめて、どうコーチングしたらいいのか、が理解できます。コーチングを受けながら、コーチングを実習する必要があります。初めはだれか知人に練習台になってもらいましょう。もちろんお金は取れません。しかし、こうやって努力しながら場数を踏んでいくと、そのうち自信もついて来ます。
コーチング:説明
■ コーチとしての適性

幅の広いものの見方ができるか、私はこれがコーチとしての適性だと思います。

コーチングのみならずカウンセリング、コンサルティングといった助言行為に要求されるのは例外なく「幅の広い考え方」です。

行き詰まった、というのはその考え方では解決しない、ということです。

たとえば、上司が嫌いで嫌いでどうしようもない、といった場合、嫌いだから嫌いだ、では出口がありません。「嫌いだけれど、○○だ」と考え方を広げていかなければダメなわけです。

たとえば、仕事に失敗したから生きていくのがイヤになった。気持ちはわかりますが、そこまで仕事だけにとらわれるのはいかがなものか。仕事は人生の一部に過ぎないではありませんか。

つまり、悩んでる人は例外なく考え方が狭(せば)まってしまっているのです。これを広げるのが助言行為というわけです。助言行為をするには当然多くの視点が持てなくてはなりません。たとえば、

「八方塞がりでも上は開いている」

といった発想が要るわけです。私は「多くの視点=精神年齢」だと思っています。つまり精神年齢が高いほど多面的なものの見方ができる、低いほどものの見方が一面的であるということですね。

助言者の精神年齢が助言される人より高い場合を「メンター」というのでしょう。一般的には助言者の精神年齢は助言される人と同等、またはそれ以上であるのが望ましいです。しかし助言者の精神年齢が助言される人より若干低くてもつとまらない、というわけではありません。

「負うた子に教えられる」

はありえるからです。しかし一般的には低くても8割くらいはないとダメでしょう。

人それぞれで、実年齢の割には精神年齢が高い人、実年齢の割には精神年齢が低い人がいますが、もちろん助言者の適性があるのは前者です。後者は助言を受けるのは問題ないですが、助言者の適性はないと言っていいと思います。

幅の広いものの見方ができるということは、コーチの資質としては第一で、必要不可欠なのです。それなくしてコーチがつとまるわけがないのです。会話術は二の次、三の次です。会話術さえ勉強すればコーチになれるというのは誤解です。
コーチング:説明
■ 営業力は

コーチングすることによって報酬をもらえば、その時点であなたは一応プロです。個人相手のコーチング・フィーは世間相場で、毎週1回30分〜40分でひと月2万〜3万といったところです。コーチングで生計を立てるのであれば、何名クライアントを取ればよいか、計算できますね^^さらに成功しているコーチは通常、法人とも契約していて、研修・講演もこなしています。成功しているプロ・コーチに研修屋さんあがりの方が多いのはうなずけますね。

ところで、コーチとして成功するには、なんと言ってもクライアントが取れなければダメです。すなわち営業力が大切なわけですが、コーチングは御用聞きで売りに行って買ってもらえるものではありません。しかし、コーチングというソリューションを今必要といる人は世間にごまんといます。まだまだ「コーチング」という言葉すら知らない人が世間の大半です。

要は「求められるものを求める人に」というネットワーキング力が必要なわけです。つまり分かち合いの仕組みづくりといった感じの組織活動です。このネットワーキング力こそ、プロ・コーチ最大の課題です。こちらのほうがコーチングそのものよりも何十倍も難しいというのが実感です。この点が不思議とどの本にも明記されていません。教科書なんか見ても一般的なセオリーが書いてあるだけで、この程度のだれでもやるようなことでは、とてもコーチ専業でやっていけません。また今日ではウェブサイトの活用は絶対避けて通れないでしょう。

つまり、成功しているプロ・コーチと言えども、コーチング力を磨きながら、ネットワーキングに日々努めなければなりません。人間力・ソリューション能力・ビジネスセンスと三拍子そろったところで、地道に人脈を築いて、はじめてプロとして成功できるのだと思っています。
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