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コーチングは教室だけでは学べない

たとえば風邪引いて病院に行けば、担当する医者によって処置は多少異なるものの、似たり寄ったりの処方箋になります。ところがコーチングでは無限に正解があるとまでは言いませんが、正解に制限はありません。

これをもってコーチングの本質はサイエンスではなく、アートである、と言っていいと思います。ただしアート100パーセントではなく、基礎(サイエンス)と応用(アート)で成り立っているので、基礎のサイエンスの部分は十分教室で学習することが可能です。

コーチのトレーニング・プログラムはあくまでサイエンスとして万人に適用可能な普遍的な部分を教えています。したがってコーチングの基本的な技術は学ぶことはできます。しかしアートの部分は基本的に教室では学ぶことはできません。ここのところがあいまいになっていることがコーチのトレーニング・プログラムに必要以上の位置付けを与えている原因でしょう。

つまりアートの部分をなんとかしないかぎり、サイエンスだけのコーチングでは役に立たないのです。これを意図的に明言していないのがコーチのトレーニング・プログラムといえます。ビジネスですから余計なことを言うことはないのです。

アートはある程度の人生経験を経て身につきますので、あまりにうら若い人にコーチングは無理です。しかしこういったことも明言されていません。答えはクライアントの中にあるのであれば、高校生であっても年配者をコーチングできる理屈になります。でもどう考えてもそんなことは無理でしょう。

以上の理由でアートの欠乏により、トレーニング・プログラムの修了者でも実用に耐えるコーチングができない人が結構いるわけです。サイエンスはトレーニング・プログラムで身につくが、アートはトレーニング・プログラムでは身につきません。コーチングは教室だけでは学べない、ということでしょう。

ではアートとは具体的に何か?これは問題解決力、理解力、表現力といった能力をいいます。さらには肚といった精神力、暖かさという総合的な人間力がアートの正体です。アートこそコーチングの成否を決めるものであるのです。

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