Я[大塩の乱 資料館]Я
2010.4.22

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「丁 酉 日 録 (抄)」 その28

藤田東湖

『東湖全集』博文館 1909 より


◇禁転載◇

二十日 昼前陰 午後晴 漸冷管理人註

登殿、被為召、西国諸侯へ可被遣御書案の事、御意あり、会津、庄      * 今日、君上東叡山へ御予参ありけるゆゑ、諸官府、休暇を玉ふ事、 如例、昼前、簿書を整理す、昼後、川辺金次郎来る、八ツ時より 下町へゆき、帰るさ下谷辺を徘徊し、時帰舎、



寛永寺
二十一日 朝陰 冷気 昼不定 夜雨

       * 登殿、麾下の士岡本忠次郎といへる人は有志の士にて、先年正議を もて罪を得たる人なれ共、既に老年に及び、空しく朽果んこと、い と惜むべきことに思召され、昨日、執政鵜殿氏へ御筆もて御下知被 為在、今度御守殿御用人古山善蔵の闕へ忠次郎を補せしめんと思召 候間、誠々評議致候様にとの御こと也、この人物は、戸田立原并彪 抔、委細に存居候半との御こと也、今朝、鵜殿氏より示さるゝ間、 局中にて原田へ相談じける内、 召れて 御意ありけるは、岡本を 古山の欠へ補したることも、さまで益ある事にはあらざれども、岡 本も一旦職を得ば、又要路へ出る様にもなりなん、さらば御為にも 可然事なり、されど岡本を補せん事、公辺へは如何の振に申立なば よろしかるべき、又官途の順次抔も心得なきとの仰ありて後、この 事例の川路へ内々相談すべしとありけるにぞ、帰途戸田氏を訪ひ、 主人と相談し、川路へ一書を贈りて聞けるに、取敢ず事情委細に申 来りぬ、戸田子に而談話 原田も来る、夜二更、既時に雨ふり ぬ


四男が平岡
円四郎

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