Я[大塩の乱 資料館]Я
2010.3.5

玄関へ

大塩の乱関係史料集目次


「丁 酉 日 録 (抄)」 その8

藤田東湖

『東湖全集』博文館 1909 より


◇禁転載◇

廿四日 朝小雨、巳より陰、南風管理人註

登殿、雑務如常、退出の後、大久保氏を訪ふ、明日水府へ発足する ゆゑ也、 ○夜、津田右仲来りて云へらく、親類檜山勘衛門、夫婦和せずして、 離縁にも至るべきさまなれども、幼子一人懐姙せり、婦人不良不順の こともきかず、然るに勘衛門、かく離縁をもせんといふは、理なきわ ざなれば、其父母親類、ひたすらにとゞむれ共、更にうけがはす、あ はれ一言せちにいさめとゞめ給へかし、答て曰く、父母親類のとゞめ 玉ふをうけざるうへは、いかで朋友のいさめを用ふるの理あらむ、然 れども、閨門のことは親子兄弟中に而は、えいふまじきことも、朋友 にはかたりやすきこと、世にあることなれば、いかにも御頼みにま かせ、いさめまゐらせんとぞ約しける、

 
廿五日 雨、北風

朝佐藤喜八郎来る、 ○山野辺の家宰細谷五郎兵衛来る、 ○登殿、雑務如常、

 


「丁酉日録(抄)」 目次/その7/その9

大塩の乱関係史料集目次

玄関へ