Я[大塩の乱 資料館]Я
2003.4.13

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大塩の乱関係史料集目次


『事 々 録』 (抄)

その32

三田村鳶魚(1870-1952)校訂

 『未刊随筆百種 第6』米山堂 1927 収録

◇禁転載◇


天保八丁酉年

御番入、

◎天保八丁酉正月、浪花錦城に去年の秋より御塩噌司り之年を重ね、江戸の奇事は只雁便のみ聞くうちに、去年の師走廿一日には役つとむる人々の旧勤、はた其子の武道文学はげみたるに愛たまひ、新に御番之列に加、新恩をめぐまれ、程もなく廿七日には御番衆の旧勤の子息等さへ召出されける、

浪花は早春季候平にして、今年は稲なんどもみのらんなんといゝてよろこひぬ、


『事々録』目次/その31/その33

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