高野真遜編 忠愛社 1886 所収
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本文には、適宜読点を入れています。
| 大塩平八郎大坂ニ於テ暴動ノ始末 科書 正方 |
永井飛騨守御預所
曹洞宗
大蓮村隠居所に罷在候
正 方
右之もの儀、甥河州守口町孝右衛門外壱人相越、大塩平八郎民を救候計義と唱、多人数徒党を催、味方不致候ハゝ、可切殺旨申聞候ニ付、強勢に怖れ、同意いたし、銕炮等打払、大坂市中放火乱妨およひ候処、捕方人数に被打立、迯参候由申聞候ハゝ、早速差押可訴出処、親族之儀不便に存候迚、孝右衛門任申候鋏貸遣、剃髪同様之姿に為致、袈裟経文等呉遣、為立退候始末、不届ニ付、存命に候得は、中追放可申付処、病死、
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