幸田成友「大塩平八郎」182

Я［大塩の乱資料館］Я
2007.5.11

「大塩の乱関係論文集」目次

『大塩平八郎』その１８２

幸田成友著（１８７３～１９５４）

東亜堂書房 1910

◇禁転載◇

　附録
　　　(一六)大塩平八郎消息　池田　東司馬太郎氏蔵

別啓、秋冷早々相催し候処、定而御多事と相察候、君侯御帰城のよし、御日勤御精励可被成様奉祈候、此間柘植璉城帰候節、学曾堂、記綴候を認、相托し申候、右は余程精神を費候、別紙に写をもいたし御贈申候間、定而其節御受取と存候、もし御受取無之候ハゝ、璉城へ御懸合、御取寄せ可被成様に存候、右之文は急度御有益に相成候様認上候、藤井氏へも御見せ可然存候、緒余貴面に申残候、以上、　　七月廿六日　　　　　　　　　　　　　後　素　　高階子収老兄

高階子収は高槻藩士にして春帆と号す、柘植璉城は同藩士柘植牛兵衛の事なるべし、牛兵衛所有の百目筒一挺を平八郎の所望に任せ、同人所持の刀一腰唐画一幅と交換せるは天保七年十一月なりとす、

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『大 塩 平 八 郎 』 その１８２

幸田成友著（１８７３～１９５４）

『大塩平八郎』その１８２