Я[大塩の乱 資料館]Я
2005.2.7

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「大塩の乱関係論文集」目次


『大 塩 平 八 郎 』 その19

幸田成友著(1873〜1954)

東亜堂書房 1910

◇禁転載◇


 第一章 与力
  二 三大功績 上 (8)
 改 訂 版


其七  

第七は高槻の一旧家から正宗の刀を購ひ、高井山城守から正 宗は天下の銘刀、王公の帯すべきものであると忠告を受けた 処、拙者微賎ながら捕盗糾察の職にあり、宝刀を腰にするも 緩念に備ふる為であると返答したといふこと、

その九  第九は平八郎が高槻の一旧家から正宗の刀を購ひ帯し、高 井山城守から正宗は天下の銘刀、王公の帯すべきものである と忠告を受けた時、拙者微賎ながら捕盗糾察の職にあり、宝 刀を腰にするも緩念に備ふる為であると返答したといふ。平 八郎が刀剣を愛した話は他にもあるが、正宗といふのは一寸 困る。身分不相応の名刀とでも直せば佳い話だ。


「大塩平八郎」目次/ その18/その20

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