Я[大塩の乱 資料館]Я
2002.5.31

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大塩の乱関係論文集目次


「堀鉄蔵と其の記録文書について」

−大塩の乱に触発された幕政批判の胎動と其の実証−

その4

村 上 義 光 (1916−1992)

『大塩研究 第23号』1987.12 より転載

◇禁転載◇

(四) 鉄蔵記録文の把握について

 堀鉄蔵生家・京都府城陽市寺田・堀家(現当主堀道和氏)に六千二百点余に及ぶ古文書が保有され、幸いに鉄蔵筆の記録文書が一括二束に纏められたものと、別にニ点が発見され、目下これが鉄蔵文書の全量に近いものと思っている。

 尚彼の筆跡は実に達筆。時に老練且つ内容により丁重、或は奔放、言外に意図する気息すら感じさせられ、直接彼と対話している如き思いがする事を附記する。

 左表は簡単にまとめた鉄蔵の執筆記録書目録で各編の解説は残念ながら省略せざるをえないが前述『産大論集』を御参照願いたい。


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「堀鉄蔵と其の記録文書について」
目次/その3/その5

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