Я[大塩の乱 資料館]Я
2017.5.11

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「大塩の乱関係論文集」目次


『飢饉資料』(抄) その65

司法省刑事局編・刊 1932

◇禁転載◇

第三章 飢饉の公的対策
 第五 飢饉と教喩
   五 水府斉昭の御教喩(備荒録 四六頁以下)

管理人註
  

 御教喩 八ケ條 (水府斉昭公) 一、父母を大切にいたし、目上のものをうやまひ、目下のものへなさけを  かけ、家内むつましく致し、年よりをば親類他人によらず常に大事にい  たし、咄をもうけたまは可申事 一、朝おきを致し、もつぱら農業を勧め可申事 一、けんやくをまもり、吉事凶事につれても、手がる、もつはらにいたす  べき事 一、育子の義は、時々御ふれになり候通りを守もり、其外何によらず、御  ふれになり候事は、家内一同へも申まかせ、かたくまもり可申事 一、ばくゑき、わるあそび、并大酒、けんくわ、口論、致候事、かたくつゝ  しみ、一村むつましく可致事 一、去申年の大きゝんにて、かんなん辛苦いたし候事を、必ずわするべか  らず、又子々孫々へも申伝可申事 一、むぎ、あは、ひえ、を多く作り、面々貯へ置可申事 一、くず、わらびの根は勿論、かてになり候品には、日々に用ひ、こくも  つを大切にいたし可申事    天保八年酉九月

   
 


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