Я[大塩の乱 資料館]Я
2001.3.20訂正
2001.1.21

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大塩の乱関係論文集目次


「大 塩 平 八 郎 挙 兵 の 顛 末」
その1

『商業資料』大阪経済社 1893.11 所収


◇禁転載◇

適宜、読点・改行を入れています。


商業資料 明治二十六年十一月十日

大塩平八郎挙兵の顛末(其一)

  大塩投文 (本文)


頃ハ天保八年酉の春、東組の与力、大塩格之助の父隠居大塩平八郎、深き思慮あつて事を挙るや、右の投文を作り、市田と呼べる板師を語らひ、一字も読めざる文盲の職人、三人を吾屋敷へ呼寄せ自から之を指揮(さしづ)して彫(ほら)せけるとなり、また彼の平八郎が、積み貯へたる書物を払ひて、貧民に分ち与へし事、同心吉見九郎右衛門の密訴の趣意など次に掲ぐる條に因つて知り玉へ、

去れども茲に当時の顛末を載するハ、事実の真相を示す為なれバ往(まゝ)解しがたき箇所もあれど、聊の文飾を(かざり)用ゐず、有の儘にて記すことなるをもて、読者其心して見玉へかし(編者誌)


  施行之儀所々江知らせ候書附


  吉見九郎右衛門密訴之事


檄文」(画像)
檄文」(釈文)
「浮世の有様 巻之六 遠州稗原村村上庄司より来状の写 その4
徳富猪一郎『近世日本国民史 文政天保時代』「五二 吉見九郎右衛門の密訴状」
「大塩挙兵の顛末」目次その2

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