| 金銀徴集令 その4 |
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姦 商 の 米 騰 貴 策 |
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金 融 の 逼 迫 |
又世間一統に金銀大に差支へ、是迄堂島より諸屋敷の米入札をなし、落札せし者某米切手を両替は申すに及ばず、富家の者共へ引当に差入れ金を借り出し、屋敷へ納むる事なるに、富家の者共は公儀よりの仰渡され厳しく、斯かる時節に米切手多く取扱へば、忽ちに御咎を蒙る事なる故、切手引当に金を出す者なく、両替とても同様の事なり。堂島は素より米を取扱ふ問屋共なれども、諸人を嘘しあやかして人の金銀を取込み、夫にて渡世する者共なれば、金銀を蓄積せし者更になし。 |
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西 の 丸 の 普 請 差 留 の 理 由 |
前に京都より西丸の御普請御差止の由、専ら風説せし故、其事を記
しぬ。こは実説に相違なき由なり。
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