山田準『洗心洞箚記』(本文)142

山田準『洗心洞箚記』(本文)142 Я［大塩の乱資料館］Я
2010.5.16

『洗心洞箚記』　(本文)

その１４２

山田　準訳註

岩波書店 1940　より

◇禁転載◇

上　巻 訳者註

　　　　●　　　　　　　　　　　　　　●　　　　　　　　　　　　　●かくしゆ 一七一　周官の正は、即ち六官各々其の職を恰守する　　　　　　　　 ●しん　　　　　　　　　　れんじよ　に在り。而て其の神は乃ち六職互に其の事を聯助す　　　　　　　　　　　　　　　　　　すゐき　るに在り。各々其の職を恪守するは、衰季と雖も猶　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ●せいしう　能くす。其の事を聯助するに至つては、則ち成周の　じゅんしん　　　　　　　　　　　たれ　　　　　　　　　　　しん　純臣にあらざれば、孰か能く相和して其の用を神に　せんや。　　周官之正、即在六官各恰守其職、而其神乃在　　六職互聯助其事矣、各恪守其職、雖衰季　　猶能焉、至聯助其事、則非成周之純臣、孰　　能相和神其用哉、

●周官の正。周官は周礼とも称す、周代の官制を詳記す、正は正しいこと。 ●六官。周官は天官、地官、春官、夏官、秋官、冬官の六官に別たる。 ●恰。つゝしむ。 ●神。神妙。 ●成周。周公成周を営む(洛陽) とあり、周を美して成を冠す。

上　巻	訳者註
●　　　　　　　　　　　　　　●　　　　　　　　　　　　　●かくしゆ一七一　周官の正は、即ち六官各々其の職を恰守する　　　　　　　　 ●しん　　　　　　　　　　れんじよ　に在り。而て其の神は乃ち六職互に其の事を聯助す　　　　　　　　　　　　　　　　　　すゐき　るに在り。各々其の職を恪守するは、衰季と雖も猶　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ●せいしう　能くす。其の事を聯助するに至つては、則ち成周の　じゅんしん　　　　　　　　　　　たれ　　　　　　　　　　　しん　純臣にあらざれば、孰か能く相和して其の用を神に　せんや。　　周官之正、即在六官各恰守其職、而其神乃在　　六職互聯助其事矣、各恪守其職、雖衰季　　猶能焉、至聯助其事、則非成周之純臣、孰　　能相和神其用哉、	●周官の正。周官は周礼とも称す、周代の官制を詳記す、正は正しいこと。 ●六官。周官は天官、地官、春官、夏官、秋官、冬官の六官に別たる。 ●恰。つゝしむ。 ●神。神妙。 ●成周。周公成周を営む(洛陽) とあり、周を美して成を冠す。

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