山田準『洗心洞箚記』(本文)157 Я[大塩の乱 資料館]Я
2010.7.18

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『洗心洞箚記』 (本文)

その157

山田 準訳註

岩波書店 1940 より



◇禁転載◇

下 巻訳者註

  ●      ●しん     げん             ぎ  とうえふ  柳子厚の晋の文公原を守るを問ふの議、桐葉弟を     べん            めんみつ  封ずる弁等の文は、道理を解し得て綿密なり。宋儒        てい           かん  の論議は、大抵之を発揮し来る。其の人韓より劣る            かうかう   まこと ゆゑ  と雖も、其の文は之と抗衡す。良に以あるかな。   柳子厚晋文公問原議、桐葉封弟弁等之文、   解得道理綿密、宋儒之論議、大抵発揮之来、   其人雖於韓、其文与之抗衡、良有以哉

柳子厚。名は
宗元、柳州と号
す、唐の文豪に
して韓愈と並べ
て韓柳と称せら
る。

晋の文公云々。
議と弁との二文、
文章規範等に出
づ。

韓。韓愈字は
退之。

抗衡。対抗。


『洗心洞箚記』(本文)目次/その156/その158

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