山田準『洗心洞箚記』(本文)160 Я[大塩の乱 資料館]Я
2010.7.21

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『洗心洞箚記』 (本文)

その160

山田 準訳註

岩波書店 1940 より



◇禁転載◇

下 巻訳者註

                 のぞ  そ  毛西河先生の詩に曰く、「天門相望む楚江の秋。 さいせききへん        すいりてう   らん  ひ    のぼ  采石磯辺旧酒楼。酔裏潮に乗じを牽いて上る。  疑はず江水東に向うて流るを」と。此の詩を観れ           ば、当に先生の理学に深きを知るべきなり。   毛西河先生詩曰、「天門相望楚江秋、采石磯辺   旧酒楼、酔裏乗潮牽上、不疑江水向東流」、   観此詩、当先生深乎理学也、


天門。山名、
両山揚子江を扼
す。

采石磯。江中
に突出する磯の
名、安徽省にあ
り。

。ともづな。

理学。性理学
の意。


『洗心洞箚記』(本文)目次/その159/その161

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