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大塩の乱関係史料集目次
岩波書店 1940 より
九 刀は木を切るに拙なり、而て鋸は木を切るに巧 なり。鋸は人を殺すに難し、而て刀は人を殺すに 易し。故に器は各々用に適するあり、用に適せざ どん れば、則ち利器と雖も猶鈍のごとし。是の故に聖 ● 人は器使するなり。 刀拙乎切木、而鋸巧乎切木、鋸難乎殺人、 而刀易乎殺人、故器各有適於用、不適 於用、則雖利器猶如鈍、是故聖人器使也、
●器使。器の用、 即ち人の長所に 応じて使ふ。