●こうてん ●
一一 後天よりして之を観れば、則ち理と気とは常
に分つべきに似る。先天に在つては固より理気の
どく つゝ かへ
分つべきなし。独を慎しみ性に復るは便ち是れ先
天の学なり。而て猶理気を以て二と為す、可なら
かへ
んや。故に終身性に復る能はざるは、此れを以て
なり。
自 後天 而観 之、則似 理与 気当 分、在 先
天 固無 理気之可 分矣、慎 独復 性、便是先
天之学、而猶以 理気 為 二、可乎、故終身不
能 復 性、以 此也、
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●後天云々。易
の文言の、天に
先んじて天違は
ず、天に後れて
天時を奉ずより
出づ、先天は本
体の上、後天は
形器の界。
●理は本体、気
は形器。
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