やうじやうか はぶ ● ぞう
二六 養生家は飲食を節し、思慮を省き、以て五臓
こゝろ
の心を破らず。学者にして飲食を節せず、思慮を
まゝ
省かず、以て五臓の心を破る者間これあり。而て
みづか ぐ しか ●すなは
猶自ら心を学に尽すと謂ふ者は愚なり。而も曾ち
養生家に如かざるなり。是れ他なし、実に未だ心
の何物たるを知らざる故なり。
養生家節飲食、省思慮、以不破五臓之
心、学者不節飲食、不省思慮、以破
五臓之心者間有之、而猶自謂尽心于学者
愚矣、而曾養生家不如也、是無他、実未
知心為何物故也、
|
●五臓の心。肝・
腎・肺・心・脾
の五臓の精神。
●曾。乃ちに同
じ。
|