山田準『洗心洞箚記』(本文)178 Я[大塩の乱 資料館]Я
2010.8.21

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『洗心洞箚記』 (本文)

その178

山田 準訳註

岩波書店 1940 より



◇禁転載◇

下 巻訳者註

   びん         だつれう      二九 閔子は其れ禍福生死を脱了せるものか。禹・ しよく  稷・伊・周の才あるものか。吾れ何を以て之を見            る、善く我が為めに辞せよの十有七字を観れば、                 たくは  以て其の心の養ふ所と、其の才の畜ふ所とを知る  なり。   閔子其脱了禍福生死者矣乎、有禹稷伊周之   才者矣乎、吾何以見之、観善為我辞焉之十   有七字、以知其心之所養、与其才之所畜   也、


閔子。孔門の
 徳行家閔子夏の禹王、周
の姶祖后稷、殷
の湯王の宰相伊
尹、周の成王の
大宰相周公旦。

魯の季氏が閔
子を用ひんとし
た時、善く我が
為めに辞せよ云
々と厳に拒絶せ
しこと、論語雍
也篇に見ゆ。


『洗心洞箚記』(本文)目次/その177/その179

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