じつり じつき じうそくまんふ
六九 太虚は即ち実理実気充塞満布す。而て有形の
類、中を虚にせざるものと雖も、亦た皆至虚の存
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するあり。草木を見て知るべし。
太虚即実理実気充塞満布、而有形之類、雖不
虚乎中者、亦皆有至虚之存焉、見草木
可知、
でいだく
七〇 水清ければ則ち魚楽しむ、泥濁加はれば則
や じゆん さか ●ぎやくれい
ち魚病む。気純なれば則ち人栄え、逆加はれ
えき
ば則ち人疫す。因つて人の気中に在るは、猶魚
さと
の水に在るがごときといふ説を覚る。
水清則魚楽、泥濁加焉則魚病、気純則人栄、
逆加焉則人疫、因覚人在気中、猶魚
在水之説、
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●草木の生気は、
即ち太虚の実気
にして、又た至
虚と称すべし。
●逆。人体に
逆ふ悪気。
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