山田準『洗心洞箚記』(本文)215 Я[大塩の乱 資料館]Я
2010.10.8

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『洗心洞箚記』 (本文)

その215

山田 準訳註

岩波書店 1940 より



◇禁転載◇

下 巻訳者註

        じつり じつき じうそくまんふ 六九 太虚は即ち実理実気充塞満布す。而て有形の  類、中を虚にせざるものと雖も、亦た皆至虚の存         するあり。草木を見て知るべし。   太虚即実理実気充塞満布、而有形之類、雖   虚乎中、亦皆有至虚之存焉、見草木   可知、                でいだく 七〇 水清ければ則ち魚楽しむ、泥濁加はれば則     や      じゆん          さか ぎやくれい  ち魚病む。気純なれば則ち人栄え、逆加はれ      えき  ば則ち人疫す。因つて人の気中に在るは、猶魚                さと  の水に在るがごときといふ説を覚る。   水清則魚楽、泥濁加焉則魚病、気純則人栄、   逆加焉則人疫、因覚人在気中、猶魚   在水之説







草木の生気は、
即ち太虚の実気
にして、又た至
虚と称すべし。











。人体に
逆ふ悪気。


『洗心洞箚記』(本文)目次/その214/その216

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