山田準『洗心洞箚記』(本文)259 Я[大塩の乱 資料館]Я
2010.12.11

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『洗心洞箚記』 (本文)

その259

山田 準訳註

岩波書店 1940 より



◇禁転載◇

下 巻訳者註

                       一〇九 張子曰く、「太虚に由つて天の名あり、気  くわ  化に由つて道の名あり、虚と気とを合せて性の名  あり、性と知覚とを合せて心の名あり」と。朱子  曰く、「本と只だ是れ一箇の太虚、漸く細分し得                       て密なるのみ」と。故に心性は理気のみ、虚霊不  まい           そな  昧にして、衆理具はつて万事出づ、太虚と一般な  り。   張子曰、「由太虚天之名、由気化道   之名、合虚与気有性之名、合性与知覚   有心之名、朱子曰、「本只是一箇太虚、漸細   分得密爾、」故心性者、理気而已矣、虚霊不昧、   衆理具、万事出、与太虚一般、


気化。気の変
化。







虚霊云々。こ
れ本と朱子王子
が大学の明徳を
説明する語、今
心性の上に言ふ、
心性は太虚と一
般なり。


『洗心洞箚記』(本文)目次/その258/その260

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