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四六 子曰く、我れ未だ剛者を見ずと。剛は即ち地雷
人
復の初爻なり。或対へて曰く、申と。子曰く、
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や慾あり、焉んぞ剛を得んと。慾は即ち天風
の初爻なり。是の故に君子は独を慎みて以て慾を
変じて剛と為す。剛は天徳なり。天徳に帰して、
父に事ふれば始めて孝なり、君に事ふれば始めて
忠なり。否らざれば則ち偽孝偽忠の行を免れざる
なり。
子曰、我未見剛者、剛即地雷復之初爻也、
或対曰、申、子曰、也慾、焉得剛、慾即
天風之初爻也、是故君子慎独以変慾為剛、
剛天徳也、帰乎天徳、事父始孝矣、事君
始忠矣、否則不免偽孝偽忠之行也、
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●論語公冶長篇
に見ゆ。
●地雷復。震下
坤上の復の卦に
して、一陽来復
陽剛の義あり。
●天風。巽下
乾上のの卦に
して、初爻は初
めの横画。陰始
て下に生して陽
と遇ふ。 |