四八 陽明先生訓ゆる所の良知を致すの実功を積むに
わうきよ
あらざれば、則ち横渠先生謂ふ所の太虚の地位に
至るべからず。故に心太虚に帰せんことを欲する
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者は、宜しく良知を致すべし。良知を致さずして
●しやくらう
太虚を語る者は、必ず釈老の学に陥る。恐れざる
べけんや。
非 積 陽明先生所 訓致 良知 之実功 、則不 可
至 於横渠先生所 謂太虚之地位 、故欲 心帰 乎
太虚 者、宜 致 良知 矣、不 致 良知 而語 太虚
者、必陥 於釈老之学 、可 不 恐哉、
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●太虚の無に偏
して実功を忘る。
●釈老。仏教と
老子、仏の寂滅
と、老の虚無に
陥る。 |