山田準『洗心洞箚記』(本文)35 Я[大塩の乱 資料館]Я
2009.5.23

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『洗心洞箚記』 (本文)

その35

山田 準訳註

岩波書店 1940 より



◇禁転載◇

上 巻訳者註

四八 陽明先生訓ゆる所の良知を致すの実功を積むに           わうきよ   あらざれば、則ち横渠先生謂ふ所の太虚の地位に   至るべからず。故に心太虚に帰せんことを欲する                    者は、宜しく良知を致すべし。良知を致さずして             しやくらう   太虚を語る者は、必ず釈老の学に陥る。恐れざる   べけんや。    非陽明先生所訓致良知之実功、則不    至於横渠先生所謂太虚之地位、故欲心帰乎    太虚者、宜良知矣、不良知而語太虚    者、必陥於釈老之学、可恐哉、









太虚の無に偏
して実功を忘る。

●釈老。仏教と
老子、仏の寂滅
と、老の虚無に
陥る。


『洗心洞箚記』(本文)目次/その34/その36

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