山田準『洗心洞箚記』(本文)49 Я[大塩の乱 資料館]Я
2009.6.16

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『洗心洞箚記』 (本文)

その49

山田 準訳註

岩波書店 1940 より



◇禁転載◇

上 巻訳者註

   おのれ     六五 己に反し之を独知に問うて、則ち未だ嘗て進み                     けん  取ること狂者の如く、為さざる所あること狷者の如          はぢ  きの志あらずば、恥と謂ふべし。而て日に書を読み、    だん      きようげん  理を譚ずるも、究竟郷愿に終らんのみ。   反己問之独知、則未嘗有進取如狂者、有   不為如狷者之志、可恥矣、而日読書譚理、   究竟終乎郷愿、而已矣、



独知。心を謂
ふ。

狂者云々。狂
者は進んで取り
狷者は為さざる
あり」とは論語
子路篇に見ゆ。

郷愿。郷中に
て謹愿者と褒め
らるる偽君子。


『洗心洞箚記』(本文)目次/その48/その50

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