山田準『洗心洞箚記』(本文)70 Я[大塩の乱 資料館]Я
2009.9.27

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『洗心洞箚記』 (本文)

その70

山田 準訳註

岩波書店 1940 より



◇禁転載◇

上 巻訳者註

                した 九〇 孟子曰く、仕へては則ち君を慕ひ、君に得られ       ねつちゆう          ひ ふ かんかく  ざれば則ち熱中すと。鳴呼斯の言や、鄙夫の肝膈を  かん  鑑するものなり。それ熱中は、君に忠なる如しと雖                    も、而も忠にあらず。これ乃ち己に非利なるがため  のみ。   孟子曰、仕則慕君、不於君則熱中、鳴呼、   斯言也、鑑鄙夫之肝膈者也、夫熱中、雖   乎君而非忠焉、是乃為利於己而已、



孟子万章篇に
見ゆ。

熱中。悶え熱
す

肝膈云々。腹
の中な照らして
見透す。

非利。君の気
に入らなければ
不利なりの意。


『洗心洞箚記』(本文)目次/その69/その71

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