MY TURNING POINTS
私の転機
私はこれまでに人生の転機を3回経験して来ています。参考までにこの場をお借りして簡単に紹介させていただきます。

【1回目】
高校3年の時受験のストレスから、ドライアイで眼精疲労がとれない自律神経失調症にかかってしまいました。勉強などできない状態となったものの、病院はどこへ行っても相手にしてもらえませんでした。そうした時に縁あって、沖ヨガの三島道場に行く機会を得ました。ここで沖正弘先生との出会いがあり、「ほんとうの宗教とは」「自然の法則とは」に関して薫陶を受けました。以来私の人生の根底の教えとなっています。

高校をなんとか卒業した私は、勉学を一旦断念し、山水電気(当時)のアルバイトに応募し、派遣店員(ヘルパー)として大阪日本橋の電気店の店頭に立ち、ステレオ・セットの販売を担当することになりました。毎日が道場のような日々でしたが、内気な高校生からナニワの商売人への脱皮を果たしました。ただしこの間ずっと目の失調は良くならず、絶えず悩まされている状態でした。

「いつまでもこんなことをしていては」という両親の意見もあり、半年でヘルパーをやめ、それから自宅浪人の日々に突入します。目の失調のため予備校などは問題外でした。1年半という期間でしたが、全く社会生活と切り離されてしまい、引きこもったまま浮かび上がれないのではないかという絶望感にさいなまれる日々でした。

ある日、目が悪いならカセットテープを使えば耳から英語が勉強できるではないか、と思い至り、リンガフォンなる教材で英語の勉強に取りかかりました。やがてカセットテープを聴くことが自宅浪人時代の唯一の心の支えになり、朝から晩まで聴くようになりました。ついには大学受験前でありながら、イングリッシュ・ジャーナルにも取り組むようになり、急速に英語力が伸びました。

そうこうするうち、目の失調も徐々に良くなり始め、命からがらですが、大学もやっとのことで合格、ESSに入部しました。目の失調は大学2年になって完全に克服、その年は部長選挙に出て落選したものの役員となり、ひたすら英語道に邁進しました。大学4年の時には交換留学に応募して、テキサス州ダラスのサザン・メソジスト大学に1年留学しました。

留学先で香港人の彼女をつくったのをきっかけに中国語の勉強を開始しました。この「彼女」には早期に振られてしまうのですが、そうした葛藤のなかで中国語には、英語と同様、執念で取り組み、大学5回生の時にはかなり自由に話せるようになり、卒業直前には上海外国語学院に1ヶ月の短期留学を果たしました。

上海滞在中に蘇州に旅行したおり、たまたま列車で隣合わせた日本人会社員と話すうち、相手が自分の就職内定先のソフトウェア部門の管理職の方だとわかりました。お互い大いに驚いたわけですが、そのご縁で就職後はソフトウェア部門からお声がかかり、文系でありながらシステム・エンジニアの道を歩むこととなります。

⇒病気したお陰で、英語→中国語→SEと専門が広がっていった。

【2回目】
システム開発の仕事をしていた26の時、30までに結婚する、という志を立てました。結婚紹介業者とも大枚はたいて契約しました。しかし当時の私は性格的にいびつで円満さに欠けていたと思います。いくらやっても女性の方が逃げていき、その理由すらわからないので、首をひねりつつ苦悩する毎日でした。ついには苦しさに耐え切れず、教会に通うようになり、洗礼を受けるにいたりました。その教会で知り合った女性と半年つきあったものの、これまたうまく行かず失恋し、ひどく絶望したものです。

こうしたなか、キリスト教には救済力を感じず、「世界平和を祈る会」五井昌久先生の著作、「生長の家」谷口雅春先生の著作、そして谷口先生の翻訳を通してラルフ・ウォルドー・トラインの著作に親しみ、真理や精神科学を学んで実践を始めます。自分の「結婚したい」という願望は必ず成就するはず、と思うのですが、その後も何度も何度もこれでもか、というほどうまくいかず、慄然としたものです。

もうこれは日本人相手では無理だ、と思い、出会いを求めて大阪の在日華僑のためのキリスト教会(中華教会)に通うようになりました。当時教会には台湾からの留学生が多く出入りしていて、きれいな女子学生も多かったのです。学生時代に戻ったかと思うような休日を過ごすうち、ついに台湾人留学生であった家内と出会います。そして困難を乗り越えて結婚にこぎつけました。まる5年かかりましたが、自分の悲願に祝福された結果を出すことになります。

結婚するまではほんとうに大変でしたが、それからは平坦な道です。苦労してきたので結婚の価値がよくわかっており、子供にも恵まれ、無事円満な家庭を築くことができました。

⇒何度も何度も失恋したお陰で真理や精神科学に開眼し、願望の実現の過程で学びを深めていった。

【3回目
現在進行中のことでもあり詳しくは書けませんが、仕事で行き詰まりをきっかけにコーチングに出会い、それをライフワークとするようになります。これまで経て来た紆余曲折の経験がコーチングにフルに役立っています。自分のサイトが検索エンジン1位をキープしているため、多くの問合せをいただき、毎日いろいろな出会いがあり、大変充実した日々を送らせていただいております。

以上から言えるのは、いずれも苦難や苦悩が転機となっているということです。天理教祖は「難儀は節や。節から芽が出る。」と言ったそうですが、至言だと思います。                                       
コーチング実践会
パーソナル/ビジネス コーチ
杉本良明 記
2005年2月1日
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