大塩の乱関係御触Ａ（大阪市史）25

Я［大塩の乱資料館］Я
2002.11.12

大塩の乱関係史料集目次

「御触」（乱発生後）その２５

『大阪市史第４巻下』（大阪市 1913、1927再版）
「御触及口達」より

天保八年二月一九日、大塩の乱発生のあとの御触

触5261	八月廿五日　甲州道中内藤新宿横山宿迄拾壱ケ宿・上野原宿、下鳥沢宿中初狩宿迄九ケ宿、駒飼宿上諏訪宿迄拾弐ケ宿、駒木野宿関野宿迄六ケ宿、鶴川宿犬目宿迄三ケ宿、白野宿黒野田迄三ケ宿・玉川外二川、右宿々並川場困窮ニ付、猶又当酉八月同十月迄、人馬賃銭渡船川越賃銭共割増之事
	○触5245を見よ、
触5262	九月朔日　町中ニ隠遊女差置間敷事、茶屋風呂屋共定之外ニ茶立女髮洗女多抱置、外方へ差出候儀、并煮売屋旅籠屋等紛敷奉公人差置間敷事、
隠遊女定員外の茶立女髮洗女及煮売屋旅籠屋抱女の取締	惣嫁右之通天明八酉（申）年、文化十三子年去々未年ニも相触ゝ得共、今以心得違之ものも有之哉、既ニ近比傾城町之外、町々往来端江女を（衍カ）連立出、往来人を引留、方角之小宿へ同道いたし、遊女同然之致身過候もの不少哉ニ相聞、不埓之至ニ候、向後右触書之趣急度相守可申候、若此上ニも心得違之もの有之ニおゐてハ、見掛次第召捕遂吟味、咎可申付候間、所役人共より精々心を用相改、右躰之者無之様可心懸もの也、右之通三郷町中可触知もの也、　○達1829及2288を見よ、　　酉八月　　　　　　　　　　伊賀　　　　　　　　　　　　　　　　　山城　（御触書并承知印形帳）
達1900	九月二日　勧進能興行之儀、来戌年興行順年ニ有之候へ共差延、来々亥年隔年興行之事、
勧進能興行隔年と為る、来亥年の勧進能興行を延期す	【ロ達】御役者当表江罷越、勧進能興行之儀、近来隔年ニ相成、来亥年興行順年ニ有之 ○達1627を見よ候処、去秋已来米価高直之上、当二月異変之節、町抦(柄)宜町々多分類焼いたし、其後ハ別而米直段引上、一統取続方難渋之趣相聞ゝ間、勧進能興行年延之儀、其筋へ及掛合候処、来戌年は差延、来々亥年隔年興行之積可相心得旨、被仰渡ゝ段、江戸表申越ゝ間、此段令承知町々江可申達候、　　酉九月　○南組惣年寄の副書日付は二日なり（御触書并承知印形帳）
参考179	同　日(九月四日)　目印山砂持ニ罷出候者、弁当七月八月御救銭被下候者之外、極々難渋人相調、書上候様被仰渡、御答書之事、
貧民の調査	【ロ達】一目印山砂運ニ罷出ゝもの、弁当七月 ○補達592を見よ八月 ○所見なし両月分御救銭被下ゝ外、極々難渋之もの相調、書上ゝ様被仰渡候段、御達被下承知仕、則私共借屋人篤与相調ゝ処、右被仰渡之極難渋人無御座ゝニ付、宜御書上可被下候、以上、　酉九月四日　　　　　　丸屋伊右衛門　印　　　　　　　　　　　　　　　　〇外に町人九名の連印あり　　年寄　　　大黒屋利兵衛殿（御触判形帳）

「御触（乱後）」目次/その２４/その２６

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