Я[大塩の乱 資料館]Я
2014.11.7

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『演劇脚本大汐噂聞書』
その32

重扇助

中西貞行 1894

◇禁転載◇

六幕目 平山助次郎変心の場 東町奉行所の場 天満大塩平八郎居間の場 今橋鴻池焼討の場 (1)

管理人註
  

     役人替名   一 宇津木矩之丞   一 下女お律   一 大塩格之助幸綱  一 八田又兵衛   一 瀬田済之助    一 高橋佐左衛門   一 杉山三平     一 萩原弥四郎   一 小泉淵次郎    一 坂本之助   一 庄司儀左衛門   一 清水善之助   一 近藤梶五郎    一 平山助次郎   一 渡辺良左衛門   一 跡部山城守   一 木村司馬之助   一 大塩平八郎   一 梅田源左衛門   一 捕手大勢   一 娘お次      一 大塩方諸士惣出   一 奥方お勇       竹本連中   造物 二重襖 通り 小摸様の唐紙   上手 障子 家体   下手 屋敷塀 此前に大半切桶五つ程並らべて、是に米沢山入れ、此   前高札に○   一 近年打続米穀高直に附、困窮人多くある由、大塩平八郎一分にて、    兼てより所持致す書籍残らず売払ひ、其代金を以て施行致し候間、    困窮の家都合一万軒へ、金一朱づゝ遣し候間、早く参るべき者也○    と書き立あり、例の所に代官門あり、二重にお勇、三宝に神酒、徳    利を乗せ、口紙を挿し、此傍にお次、三宝に洗米を乗せ、門の外に    三平、お律、施行をして居る誂らへの鳴物にて幕開く お 律 三平殿、モウ大方になりさうなものじやないかいなア 三 平 さうだ、何時迄やつても切りのない事だなア お 勇 モウ今日は止めにして休息したがよいわいのう 三 平 ヘイ/\左様致し升せう  〔ト 向ふより矩之丞出て居直り 矩之丞 お頼み申/\ お 律 ハイ/\、どなたて様で厶り升る 矩之丞 宇津木矩之丞で厶り升る 三 平 奥様、矩之丞様のお越しで厶り升る お 勇 是は/\、矩之丞様も能うこそお越し被成升た、先々是へ 矩之丞 然らば御免下され○某、先年御師匠の御暇を乞受けてより、四国    九州を遍歴仕り、東国に趣むかんと一昨日帰国致せし所、先生には    御閉門の由、先御子息格之助殿に子細承り、其上にて師に対面と、    当お屋敷へ参つて見れば、奥方始め御息女迄此所にお越しあるは合    点参らず、シテ師には如何遊ばし召されしぞ お 勇 左ればで厶り升る、此度不図した事より我夫の御閉門、屋敷に於    て施しも如何と存せられ、今日施行の其内に、我夫も我々も、忍び    ながら参つており升る、コレお次、其方の言号の矩之丞様のお越し、    嘸嬉しからうのう 矩之丞 スリヤお師匠様にも此お屋敷に お 勇 左様で厶り升る○コレ娘○コレ娘といふに お 次 ハイ お 勇 矩之丞様お出の事を我夫へ お 次 畏り升た

大塩噂聞書」
(摘要)



































大塩施行札











誂(あつら)らへ


















厶(ござ)り


























言号
(いいなずけ)


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