Я[大塩の乱 資料館]Я
2007.5.26/6.4訂正

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「大塩の乱関係論文集」目次


『大 塩 平 八 郎 』 その184

幸田成友著(1873〜1954)

東亜堂書房 1910

◇禁転載◇


 附録
   (一八)大塩平八郎消息
 大阪木崎好尚氏蔵
   

□剳拝読□向暑之節弥御健可被成御勤□□奉賀候、然者老兄御義 御出立後処々川支有之、嘸御迷惑之御義、乍然四月廿一日無御礙 御着奉賀候、定而御多用と奉察候、必遠方之処御配慮御無用可被 下候、端午御祝儀被頂□千万辱奉存候、乍然右之通遠方より如此 之御取扱ハ已来御断申上候、且又御地にて御聞も可被成哉、一心 寺一件にて同組之者共寺社奉行所へ被召罷出候故、小生一己之深 慮を以、文武共稽古相休居申候、夫故高槻表へ得罷出不申候、其 内発落いたし侯ハゝ高階氏抔可訪積、其節ハ御留守宅も可伺と奉 存候えは、右貴答迄如此御座候、已上   五月廿九日             後 素     芥 川 老 兄 尚々御端書辱奉存侯、已上

    高階氏は高階子収なり、芥川氏の名は(一七)にも見ゆ、子 収と共に高槻藩にして当時江戸に勤番せしなるべし、一心 寺一件といふは未だ詳ならず、


島野三千穂「一心寺事件の知恩院ヘの飛び火と岱真上人


「大塩平八郎」目次5/その183/その185

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