Я[大塩の乱 資料館]Я
2003.3.11

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大塩の乱関係論文集目次


「宇津木静区と九霞楼」

その3

森 繁夫

『人物百談』三宅書店 1943 より

◇禁転載◇


 さて、静区の最期についてであるが、当時の大塩との問答は、穆の所記極めて簡明である。

と、かうした末が遂に兇刃に殪れたのであるが、その頻末(顛末?)は之を幸田成友氏の著『大塩平八郎』所載の一項を籍り、こゝに引用する。

とあるのを以て、よく其全般を尽してゐるものと思はれる、この美濃紙二枚続に、一篇の漢文を認めたといふその本文は静区の絶筆であり、且咄嗟の場合に作つたものとして、如何に堂々たるものであるかを示すために、こゝに其全文を掲げる。


管理人註
*1 弟房之助が栗津陸奥之助の養弟になっている。


石崎東国『大塩平八郎伝』 その113


「宇津木静区と九霞楼」目次/その2/その4

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