Я[大塩の乱 資料館]Я
2017.5.9

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「大塩の乱関係論文集」目次


『飢饉資料』(抄) その63

司法省刑事局編・刊 1932

◇禁転載◇

第三章 飢饉の公的対策
 第五 飢饉と教喩
   四 四民規戒 (3)

管理人註
  

 しよくにん  ○ 大工、左官、其外職人共、平生金銀米穀をたくはへ置候存念少く、 其職に骨折り候へども、持たる金銀も多くは衣食に遣ひすて、気おひはだ なるものなれば、うゑ年にも、かゆははらへり候とてめしを喰、うゑに迫 り候へば、気強に相成候ものゝよし、ケ様の節は屹度相つゝしみ、其職を かせぎ、細工賃の直あげせず、きゝんは相見たがひの事にて、人のうゑ死 するも見すてがたければ、なる丈けんやくして、米をのばすべし、ほうば いたちに、無慈悲なるもの、無分別なるものありて騒ぐ事あらば、よくな だむべし、平日うえこゞえざるは、天の御かげ、上の御恩なりと存じ、よ く/\わきまふべし

   


『飢饉資料』(抄)目次/その62/その64

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