Я[大塩の乱 資料館]Я
2002.4.14

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大塩の乱関係史料集目次


「史料紹介・大坂城玉造口定番組与力久松家文書」

その42

村上義光・島野三千穂

『大阪城天守閣紀要 第17号』1989.3 より転載

◇禁転載◇

適宜改行しています。


46 年中行事 (3)

二月朔日 一、神仏小豆めしなます御酒、供へる 夕あかし上ル事 初午 一、小豆めし からしあへ わけきからし 干魚 昼 一、何にても焼物なます 一寸酒 祝ふ事 々 一、神仏祭る事 すもし沢山ニ にしめ、何ニても肴 来客あれ此品   ニてちそうする事 十五日 ねはん 仏祭る事 神様も祭る 一、正月之もち花 あられ ませりまめ、是 いり神仏へ供 下女  下男ニも遣ス 三月三日上巳節句 一、神仏祭る 昼之部 (小豆飯)                 なます(浅葱カ)  あつきめし 何ニても焼物 みそ蛤しる 蛤トあさつき              (蓬団子)   一寸酒 さんしよもち よむきたんこ 沢山 雛祭る事        (カ) 一、神様同し 菱之餅 膳部 にしめ すし 数々 致置  来客あれ見合ニて酒出ス 四月八日 一、 つつし之花高く上ル事、仏祭る だんご作る事   此日あま茶ニて                (ママ)  千早や振卯月八日吉日よ神さけムミを女いはいそする 五月五日 端午
一、神仏祭る めしなます 酒 夕 あかし上ル事 かしわ餅 あん
みそ
  右三升 沢山作り親類へ送り 下女下男ニも沢山ニ遣ス 々昼之部          (茗荷) 一、膳部 なます みよか之子入ル もし子かなく みよか竹  こまかく切入ル 何ニても焼物 みそしる ふきやきどうふ  一寸酒 何ニても菓子椀付ル 六月朔日 一、歳徳神供へし 塩鯛ヲよく水つけ置、きざみこぶ煮食ス、  正月神仏供へしかゝみ餅ヲやきはかため食ス 一、入梅中ニ きうり之みそしる食ス 一、土用之入に あんもち之上にんにくうすく切のせ置、にんにく  にて食し、其あとにてあんもち食ス 六月氏神祭り 一、神仏祭る事、めし なます 酒 夕あかし上ル 昼之部 一、膳部 なます みそしる 焼物 菓子 椀 一寸酒 昼後 ひやそうめん



島野三千穂・村上義光「玉造口組付与力久松氏と大塩事件


「大坂城王造組定番与力久松家文書」目次その41 その43

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