Я[大塩の乱 資料館]Я
2003.3.19.

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大塩の乱関係論文集目次


『青 天 霹 靂 史』

その16

島本仲道編

今橋巌 1887刊 より

◇禁転載◇

既にして平八郎は、事を挙るの準備漸く成るを以て、其志を 四方に檄して、一は以て精神の他なきを明し、一は以て窮民に告るあらん事を欲し、一篇の檄文を草して剞に附せり、然れとも機事密ならずして其刻縷の際、他に漏洩せん事を恐れ、板を横断して幾段と為し、之を彫工に附し、刻成るの後に於て、連接上刷せしむる事と為したるを以て、終に之を知る者あらざりしなり、而して其書は黄絹に盛り 伊勢大神宮の御祓に副結なし、事を挙るの前、数日人を行(ヤツ)て摂津和泉河内播磨の間、即ち大阪の近傍幾里の地の各村落に散布せしめたり、其文に曰く


成正寺「檄文


『青天霹靂史』目次/その15/その17

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