江戸より到来状の写
於江戸
松平甲斐守 *1 家来へ
大坂町奉行組与力大塩格之助父隠居平八郎頭取、与力・同心并百姓共徒党致し、火矢等相用、大坂町中所々へ火を懸け及乱妨候に付、早々人数差出し召捕可申候。時宜攻第打払ひ斬捨に致し、且著込も相用ひ候儀勝手次第可致候。尤様子に依り候へば、出馬をも可致候。酒井雅楽頭・松平遠江守・青山因幡守・岡部内膳正へも人数差出し候様相達候間、可被得貴意候。 二月
右同断
此度大坂町奉行組与力大塩格之助父隠居平八郎頭取、大坂町中及乱妨候に付、早速人数差出候様越前守殿より、御書附を以被仰渡候。依是在所播州姫路早打差立申候に付、心得申上候。
於江戸
酒井雅楽頭
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